模試なんか受けない
という息子の見解に対し、
どうやってネガティヴを払拭させたかというと、前半戦はまったく勝負になりませんでした。
好きなゲームソフト買ってやるぞ
→要らない
何ならハードでも良いぞ
→今のSwitchでイイ
革ジャン欲しいって言ってたよね?
→もう欲しくない
わかったよ。じゃあiPadならどうよ?
→そういうのイヤだ
そんな攻防戦が繰り広げられてました。
というか何の戦略もない全て物品での買収工作(汗)
彼の「傷つきたくない」というネガティヴ仮説に対して、私がそもそも逃げている。
最悪ですね。ダメダメな親でした。
ここで考えてみました。
逆に私はなぜそこまでして彼に模試を受けさせたいのか。
もちろん本気でイヤなら、それで良いと思っていました。
でもなぜ私は引き下がれないのか。
私なりの見解を絞り出しました。
かつての自分が選択肢を与えられなかったトラウマがあり(※過去ブログ参照)、息子に同じ経験をさせたくないという想い、また彼は出来るはずだという根拠のない可能性の現実を見てみたいという想い、そして公立中高一貫校という珍しい学習要領の教育に触れさせてやりたいという想い、でした。
ここで気づきます。要は全部私の希望じゃないかと、息子のためと言いながら、ぜーんぶ私の考えや目的を達成させたいからじゃん、と愕然としました。
親だから当たり前、なのかもですが、この私の見解に彼が不在だったことは、紛れも無い事実でした。
なので、彼と向き合った内容はこうです。
上記の私の子供の頃の経験を包み隠さず話した上で、でも結果的に私の希望を叶えたいだけかもしれない、と正直に話しました。今回の模試に関して、オマエのためだと言いながら、オレのためかもしれない、と。でも、親として選択肢の提示をさせてほしい。だから最初で最後でも構わない。今回、オレに付き合ってほしい。点数が悪いとかは初めてだから当たり前だし、今後も模試を受けなくていいし、結果受験をするしないとかは、そこはもうオマエに任せる。だから、この(模試の)一日だけ、オレに経験させてほしい、とアタマを下げました。そして、もしそれで興味が湧いたら、全面的に協力するとも話しました。
追加の話しで、模試を受けることは誰にも言わない、仮に受験を目指すとなっても周囲には絶対的に内緒にする、反対に受けないと決めてもそれで構わない、という密約も提示しました。
後日で良いから、考えてもらって返事が欲しいといいました。
結果は、前回のブログの通りです。
とはいえ、受けると言っても、この段階では模試の話なんですけどね(笑)
でもこの向き合いがなければ、今が無かったと本当に思ってます。
親がまだ小学生だからと、1人の人間として本音で向き合っていなかったからこそ、彼の本心も理解出来なかったんだと反省してます。
まだあれからひと月も経っていないのですが、あの一件があり、私は彼と2人で戦うことを決意し、今日も頑張っています。
ただし、この後、速攻で私が一度だけブレます。
(続く)
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